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仕事から帰って外を見ると、大粒の雪が降っていた。道路も家も白くなっていて、雪国にいるようだ。雪は冷たいけど、心はとても暖かくなる。こんな夜には暖かい飲み物を飲みながら、普段はメールで済ませてしまっている友人に手紙を書くのもいいかもしれない。雪の降る夜は人を詩人にするから。 |
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友人の友人ということで、インターネット上でおつきあいをさせてもらっていた、”なおさん”が東京にやって来た。彼女はぼく以上に浜田省吾の熱いファンで、いつか会える日を楽しみにしていた。 メールのやり取りをしていた方と始めて実際に会うのはとても緊張する。しかし会ってみると、とても気さくで礼儀正しいきれいな方で、心配は無用だった。そしてまた新しい出合いに感謝した。 ”なおさん”に鳥取のおみやげでいただいたのが写真のラスク。ネーミングが変わっていて”駱駝(らくだ)の足あと”。鳥取砂丘にふさわしい名前だ。食べてみると生地がサクサクして、今まで食べたものの中で一番デニッシュのような歯ごたえだ。またぼくのおいしいラスクが1つ増えてとてもうれしい。この日ぼくの心に、”なおさん”の笑顔と”駱駝の足あと”が残った・・・・ なんてちょっとまとめ過ぎでしょうか? |
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「調布自然の会」の有志の方々と、毎年年末に新宿御苑を歩く行じに参加させてもらって何年になるのだろう?今年はみなさんの都合で、年末ではなく12月中旬になった。毎年暖冬だと言われているが、2004年はいつもよりさらに暖かい感じで、この日も上着がいらないくらいあたたかだった。中旬ということもあるのだろうが、まだ黄色く色付いたイチョウの葉も残っていて、晩秋の気分だった。モミジの紅葉をとっている人が大勢いて、こんなところからも例年の新宿御苑とは違う雰囲気を感じた。 ウメモドキが真っ赤な実をたくさんつけていた。ぼくは赤い実が好きなようで、見つけるといつも写真を撮ってしまうようだ。でもこんなに見事な実なら、誰でも撮りたくなるでしょうね? |
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2ヶ月ぶりに髪を切ってもらった。鳩ヶ谷にある友人の店、”hair's bit"
で。前日の夜突然思いたって、明日の夕方空いてる?なんて電話して無理矢理予約を入れてもらった。ぼくはいつもこんな感じなのに、電話でも、直接会ってもニコニコした感じの応対が素晴らしい。年はたしか10歳くらいしたなのに、しっかりとしていて、暖かくやさしい。仕事にはとても誇りを持っていて、カットの技術も素晴らしい。ぼくはまだ見たことないけど、羽目をはずす時もあるらしい。人間的にバランスがとれていて、とてもかっこいい人である。本人はよく、ほめ過ぎですよ〜とか言うけど、決して大袈裟でもなくお世辞でもない。だって誉めたって、「今日いつもよりサービスで余分に切っときました!」なんてことになってもうれしくないじゃない! でもね、いつも不思議なこととか、食べ物の話とかなんでも話すんだけど、どこかぼくに遠慮しているみたいなところがちょっと残念!なんだなあー。まあ友人と言ってもぼくが年上だし、お客さんでもあるわけなんだからそれはしょうがないんだろうけどね。もう一歩踏み込んだ付き合いがしたいな・・・・ もっと気軽にね。 いつでも遠慮しないでまたご飯食べに来てね。奥さんの祥子さんもすごくJINくんに合っているね。お似合いの2人ですよ。あっ、気がついたら今回、独り言みたいになっていましたね。とにかくこれからもよろしくね。 と言うわけでみなさんも”hair's bit" に行ってみてくださいね。遠い?遠くても行って納得です。”hair's bit"の空間と、Hair Designer J I N くんとの時間がとてもゆったりとしていて贅沢です。こんな気持ちで髪を切るのも良いですよ。H.P hair's b i t |
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4日夜から季節外れの台風崩れの低気圧が(浜田省吾ファンなら聞いたことがあるフレーズ・・・)が関東にもやって来て、大荒れの天候だった。天気予報では、5日の午前中も雨。しかし自分では早朝に雨が上がる気がしていたので、早起きをしてどこかに出かけようと密かに思っていた。朝目覚めて窓から外を見ると、思っていた通り雨はやんでいた。そうだ狭山市のとある公園に行ってみよう! 普段の日曜日の公園なら8時を回っていれば、たくさんの人たちが出かけて来ているのだが、みんな天気予報を信じて朝寝坊をしているらしい。ほとんど人陰がなく、とても静かな空間だった。雨粒のついた葉っぱや実が、朝日に照らされてキラキラ輝いていた。いつもなら通り過ぎてしまうようなただのベンチがこの時は特別に美しく感じ、足を止め見入ってしまった。台風がもたらす被害は困りものだが、通り過ぎたあとのきれいな空と空気はとても気持ちいい。この日は思いがけない宝物のような風景をたくさん見つけた。 |
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茅野の友人 と3人で、築地付近「食べ歩き散策」をした。以前、築地に行ったことがないとその友人が話していたので、東京に来た時には、一緒に行こうということになったのだ。3人の間ではこの「食べ歩き散策」を”つらい研修
”と呼んでいた。 当日9:30に新富町で待ち合わせをし、築地の場外市場を見学し、朝から屋台のような店でラーメンを食べ、浜離宮を散策し、その後、お鮨、お茶、ケーキ、勝どきのトリトンの見学、そして夜、月島での「もんじゃ」まで”つらい研修 ”は続いた。 夕方、聖路加タワーから夕景を撮影した後、隅田川沿いを歩き、勝鬨橋を渡ってトリトンへ向かっている時、佃島のマンション群のあいだから見事な満月が昇っていた。写真では再現されていないが、月は赤っぽく、そして大きく美しかった。月に感情はないはずだけど、優しく微笑んでいるように感じたのは、1日気持ちの通じた人間と楽しく過ごすことが出来た自分自身の満足感が、月に反映されているのだろう。このとき月は自分の心を映しだす鏡なのだと心から思った。 それにしても良く歩き、よく食べたものだ。とても楽しい”つらい研修 ”になった。 |
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「となりのトトロ」に出てくる”七国山”のモデルが所沢にある。名前は1つ多い「八国山」。山というより丘で、広葉樹の雑木林が広がる歩きやすい公園である。この日、同じ日本人男性と外国人女性ののカップルを4度も見かけた。ぼくたちが先回りされているかのように、行くところ、行くところ、このカップルがいるのだ。3度目の遭遇の時は、雑木林を抜けた広場でこの2人が寄り添って座っていた。外国映画のように美しい風景だった。じっとしていると寒く感じる今日この頃の気候もHOTなこの2人には関係ないらしい。 |
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ぼくの妻のお母さん、妹が我が家に来ることになっていたので、この日は早起きをして朝から掃除をした。日頃からきれいにしておけばなんの問題もないのだけど、どうもいつも散らかしてしまう。特にぼくが。それで、学生時代の試験勉強の一夜漬けのような、間に合わせの掃除をすることになるのである。ぼくがベランダ側の窓の辺りに掃除機をかけていると、プランターで増え過ぎたハゼランの赤い実が網戸に映っているのを発見。ハゼランは花も実も小さくてかわいいのだが、繁殖力が強く、放っておくとどのプランターもハゼランだらけになってしまう。今年もたくさん間引きをして、残った株の一つが網戸に映っていたのだった。掃除機を止めて、光が変わらないうちに急いで撮影した。掃除の途中によくこういうことがあるので、いつも妻には怒られる。もっともこの日は、ハゼランの撮影の前にも、久しぶりで買ったあるお店のケーキの撮影して掃除が中段されていたのだから、妻の言い分は正しいのだとは思う。こうして、掃除はいつも後回しになっていくのであった・・・・。 |
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ぼくの住んでいるマンションの駐車場に、子供達が遊んだあとのたくさんのピンクの花びらが落ちていた。子供達がどこかのサザンカのはなをちぎって持って来たのかなとその時は思った。次の日、となりにあるアパートのサザンカの生垣がピンクの花でいっぱいなのを発見。地面にもたくさんの花びらが落ちていた。昨日、子供達はこれを拾って来たんだね。花びらをちぎってきたと勝手に思いこんでごめんねと、子供達に心の中であやまった。 咲いているサザンカはもちろんきれいだけど、こんなにたくさん落ちている花びらも見事だった。光沢があって優雅な感じ。家からとても近いところで、思いがけない感動があるものだ。 |
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車で20分くらいのところに平林寺というのがある。所沢に引っ越して来てから10年たつのは前の項でもふれたが、平林寺に来るのは3度目である。家から近くて緑も多く、広々として気持ちよさそうと、良いイメージがあるのになぜ過去に2回しか行ったことがないのだろう?この日友人と平林寺に行く約束をしていてそう思った。現地についてまず思い出した。駐車料が有料。そして別に拝観料を払わなければ入れない。まるで京都のお寺のようだ。中に入ってだんだん思い出して来た。ここには、目を見張るような古い建物があるわけでもないし、立派な庭園があるわけでもなく、中でおいしいお茶が飲めるわけではなく、緑が多いのに鳥もあまりいない。つまりみんな中途半端なのである。前回も確かにそう思ったのだった!そうか印象が薄いんだ。そして”印象が薄い”から、また忘れてしまい、何年か後に久しぶりに行ってみようと思うのだ。今回は行きたくない理由を強く思ったので、もう行くことはないと思うが・・・・。 今回はその上、平林寺の隣にある”有名なうどん屋”にも行ってみた。ここは有名なお店だけど、ぼくたちが行くのは初めてだった。そしてここも平林寺と似たもの同士だった。うどんだけに”煮たもの同士”なんて言っている場合ではない。ぼくのお店に対する評価の3悪がそろっていた。「お店が混んでいる」「値段が高い」「ぬるい」この3つ。どうしてこれでお客さんがたくさん来るのだろう? とにかくここにも、何年か後にまた行かないように気をつけよう! |
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先日、群馬県で買って来たインディアンコーンと古代米を部屋に飾った。トウモロコシに赤や紫のものがあるのを初めて知った。ポップコーンになったらみんな同じ色になってしまうのだろうな・・・・? |
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田んぼの縁に生えていた野草。朝露と朝の光でキラキラ輝いていた。この頃になると、秋色になっている植物が多いのに、この株は青々としてとても元気そうだった。 |
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所沢に住んでもう10年。近くに荒幡富士というのがあるのは知っていたけど、行ったことがなかった。荒幡富士といっても、神社の中の小高い丘のようなもので、神社があるところ自体がすでに丘の上なので荒幡富士の頂上に行くと市内が良く見渡せる。でもこの丘のようなものに”富士”と名付けて、その上山頂までの階段に何合目と立て札を立てるのはいかがなものだろう? しかし、この○○富士というのを全国規模で調べたらけっこう面白いかもしれない。○○銀座とどっちが多いのだろう・・・・? そんな想いとは関係なく、その近くの森で色付いていたニシキギの葉っぱは美しかった。 |
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道路のわきでノブドウが美しい実をつけていた。しかし背伸びしても届かない高さにあったので、妻にカメラを持っていてもらい、岩盤を1mほどよじ登ってカメラを受け取り、岩に貼り付くような感じで撮った。わずか5分くらいのことだったと思うが、足で一生懸命踏ん張って撮った。妻には危険だからと反対されたが、登って良かったと今も思う。 |
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赤城山の近くに覚満淵という沼がある。ぼくは友人に連れられて初めて行ったのだけど、小さくて1周10分程で歩けてしまう。まあ、ぼくたちのようにゆっくり写真を撮らなければの話ではあるが・・・。 東京から近い事もあって、観光客の多い事、多い事!! 狭い駐車場は車を停めるのも一苦労。沼に写る青い空と、人の多さが印象に残った”覚満淵”だった。 |
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5月に籍を入れた友人夫婦の桃太郎&月太郎(香織)が、八ヶ岳の麓で結婚披露パーティーを開いた。当日の朝まで雨が降っていて、野外でのパーティーが行えるかどうか心配だったが、写真の通り晴れて暖かく素晴らしい日になった。パーティーの進行、料理なども2人の人柄を表していて細やかな気遣いがあちらこちらに感じられてとても良かった。11時にスタートしたパーティーは、15時くらいまでゆったりと進み、参加者同士や新郎新婦ともゆっくり話す事が出来楽しかった。これはお世辞でもなんでもなく、ぼくが今まで参加した披露パーティーの中で一番良かったと思う。もう不可能だけど、もし自分達夫婦でもう一度結婚披露パーティーをやるなら、こんな風にしたいと思った。 2人の見つめる先には真っ青な空が広がっていた。 |
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