今週の、ぼくの心に残った風景です

2002.8.28. 〜夏の空に地球の風を聴く〜 コンサート

ros・nerimos

quena

 8.25.(日)にロス・ネリモスのコンサートに行った。今年は撮影の仕事で。(ロス・ネリモスについての詳細は、リンクのページから彼らのHPを見てください。)毎年ロス・ネリモスは、8月の最後に自らの活動の中心の練馬区光が丘のIMAホールでコンサートを行っている。ここでのコンサートは11回目。ぼくは個人的に、リーダーの八木さんと友人で、何年か前からここでのコンサートが、我が家の夏の終わりの行事になっている。この日は、撮影のため、午前中のリハーサルの時からご一緒させてもらった。やはり、生の楽器の音はいい!心に響いてくる。リハーサルでも照明の合わせなどもあってほぼ全曲演奏していた。
 このときはごくたまに音がはずれたりもしていたのだが、そこはプロ。本番ではきっちり演奏していた。あたりまえなのだが、お客さんからお金を頂くとはこういうことなのだと、妙に感心してしまった。いつも、LIVEで聴かせてもらって、思うのだが、よい音楽ってなんだろう? 今、世間では、このアーティストが何百万枚売ったと過、何周連続でヒットチャートに入っているとか、そんなことを基準にして音楽の善し悪しを決めている風潮がある。音楽って、数字? あっという間に、過ぎ去ってしまう今のヒット曲は、みんなの心に残るのだろうか? ロス・ネリモスはそんな商業音楽とは対極にある手作りのバンド。メンバーの心のこもった1曲1曲を、たくさんの人が毎年楽しみにしている。演奏する人の、気持というか意志が明確に伝わってくるコンサートだ。今年は、リハーサルから参加させてもらって特に強く思った。もちろん、音は素晴らしい。音楽に素人のぼくが言うのもどうかと思うが、毎年聴くたびにレベルがアップしている。ぼくは心の中で、密かに無限に進化するバンドと名付けている。今年は久しぶりに、沖縄の「サトウキビ畑」がプログラムに入っていた。これは、森山良子さんが教育テレビで歌っていた曲であるが、ロス・ネリモスもかなり前からこれを演奏していた。ぼくは、この曲はロス・ネリモスで初めて聴いた。ヴォーカルは尺八奏者の林 真山さんが歌っているのだが、素朴でストレートな歌い方だけに心の奧までも染みわたってくる感じだ。今年からアレンジも一新されていて、さらに”進化”していた。ぼくは、仕事で写真を撮っていたのに、感動して、涙で一時ファインダーがかすんでしまったくらいだ。
 アンコールも含めて全部で14曲。(内「大地のシンフォニー」第1章〜4章 演奏時間
約25分を含む)聞きごたえのあるコンサートだった。8月の暑い日、ぼくの心を、地球の風が吹き抜けていった。


2002.8.17. 天下大将軍?地下女将軍?


 おいしいもののページで書いたのだが、埼玉県日高市に高麗というところがあって、そこに蕎麦を食べに行った。その帰り道に、高麗神社に寄った。この地方は、716年に朝鮮半島からやって来た高句麗人によって開発された土地なのだそうだ。そのときに、ここの郡司に任命された高句麗国の王族の高麗王若光は、再び故国の地を踏むことなくこの地で没したそうである。彼を祀ってあるのが高麗神社だそうである。で、そんなことなどまったく知らずに、樹庵(おいしいもののページ参照)で蕎麦を食べ、神社関係の仕事をさせてもらっているので、高麗神社の写真も撮っておこうと立ち寄ったのだが、駐車場に車を入れてびっくり。大きなトーテムポールのような柱が2本、夏の空にそびえ立っていた。どちらも、高句麗を想像させるような顔をしていた。そういえば、ここに来る前に寄った、聖天院にも同じような石柱が立っていたっけ。どちらも、なかなかりっぱなものだった。だけど、天下大将軍と地下女将軍って何? 謎を残したまま、家に帰ってきてしまった。
 今度またお蕎麦を食べに行ったときに調べよう!

2002.8.8. ブナの原生林&きびだんご

beech  鬼無里に、久しぶりにぼくの奥さんと妹の3人で出かけた。たまたま行った場所に素晴らしいブナの原生林が広がっていた。白神山地ほどの広さではないが、ブナはどれも太くて立派な樹が多かった。笹藪ががさがさ音をたてていて、クマの存在を意識したが結局野生の猿の群だった。森のあちこちに落ちていた糞は猿のものだったのか!道理で人間のもののようだと思った。ほんの少しだけ鬼無里に寄って、戸隠に行こうと3人で話していたのだが、あまりに気持ちの良い森だったので、ゆっくり時間をかけて歩き、戸隠はまた次回にした。駐車場近くのおみやげ物屋さんで「日本一のきびだんご」を食べた。これはもう絶品だった。お店のおばちゃんも素朴でよい人で、きびだんご2皿注文したら、1品料理を3皿もサービスで出してくれた。
 いつも思うことなのだが、ぼくのいい人の基準って、食べ物をくれる人なのだろうか・・・?

2002.8.1. 武蔵野線って!!

musashino-line  取材で鹿島神宮に行った。鹿島神宮は茨城県で、銚子の近く。この辺は東京と違って電車が1時間に1本位しかない。出発したのは夜の8時位。これに乗り遅れたら、その日のうちには家に帰れない。でも電車の乗り継ぎがまあまあで、成田、我孫子と経由して常磐線へたどり着いた。その頃から雷が鳴り、雨が降り始めた。あとは、武蔵野線に乗り換えれば、1本で家なのだが、よく風雨で不通になる線なので嫌な予感がした。心配していたとおり、新松戸のホームで電車が停まっていた。すでに40分程停車ているとのこと。まあ、そのうち動くだろうと電車に乗って待った。10分位で運転は再開され、無事に家に着く・・・はずだったのだが。2駅進んだところでまた停止。結局、運転再開の目途は立たず、午前0時を過ぎた頃、タクシー代行ということになり、JRがタクシー料金を払うのでタクシーでお帰りくださいとのこと。これはこの駅だけのことで、駅長さんの、首を覚悟の英断だったらしい。JRにも、お客さんのことを思っている素晴らしい人もいるんだなぁと感心した。
 で、結局家に着いたのは午前3時過ぎ。ただでタクシーに乗って帰ることが出来、運がいいのか悪いのかよく分からない日だった。これって、神様のいたずら?

2002.7.28. 猛暑のなかの一陣の風

hanayome  仕事で明治神宮に行った。この日も東京は暑い日で、撮影道具をひと揃い持っていたぼくは汗びっしょりの状態だった。それでも、せっかく来たのだから、やはりお参りはしていかなければと思い本殿に立ち寄った。お日柄がよいのか、わずかな時間に、結婚式を挙げたと思われる2組のカップルに出会った。2組とも花嫁が白無垢で、そのうえどちらも美しかった。特に、この写真の女性。ぼくの心に涼しい風が吹いてくるほど、透明感があってきれいだった。こんな場面に遭遇すると、いつものことながら、暑さも忘れ、写真を撮るために走り回るぼくだった。さらに、この日は、素敵なイギリス人のカップルにも写真を撮らせてもらった。
 暑さの中、とても充実した日になった。

2002.7.25. 突然のどしゃ降り

rain  東京は20日に梅雨明け宣言がされたあと、連日の真夏日が続いていた。関東地方にはやって来るおそれはないものの、台風9号は大きくて強力らしい。日本の南海上を九州の方に向かって西に進路をとっているが、今日はその外側の雲が関東地方にかかっているらしく、朝から天気は不安定。昼過ぎからは、どしゃ降りになってしまった。こんなに降ると車の乗り降りも大変だ。しかし、夕方4時過ぎには、夏空が戻ってきた。やっぱり今日も暑い!!

2002.7.20. 東京、梅雨明け!

sarusuberi  用事で、都内の赤坂に行った。昨日まではうっとうしい梅雨空だったのに、一夜明けたらこの空。ぼくの記憶では、この何年かは、気象庁がすっきり梅雨明け宣言をして夏空になった年がなかったと思う。子供の頃は、梅雨明け宣言=夏休み、プールみたいな感じがあったのに・・・今年は、なんだかすっきり梅雨が明けてうれしい!気象庁の人たちも、楽だったに違いない。地下鉄の駅から、階段を上がって外にでると、青い空をバックに百日紅(サルスベリ)が咲いていた。これから、夏の間中咲いているんだね。

2002.7.13. 暑くても・・・

gyoen  土曜日の午後、新宿御苑に行った。ぼくが行ったのは、まさに暑い盛りのお昼1時。梅雨はまだ明けていなかったが、よく晴れていてものすごく暑かった。35℃くらいあったと思う。しかし40分もすると、みるみる曇ってきて雨が降ってきた。どしゃ降りというわけではなかったが、ぼくは木陰で雨やどりをした。そんな天候の日でも、新宿御苑には多くのカップルたちがいて、2人の世界に入り込んでいた。中には、暑いのに抱き合って寝ているカップルもいた。 雨が降っても、暑くても恋人たちには関係ないらしい・・・

2002.7.7. 夕焼け!台風一過?

yuyake  何日か前の天気予報で、土曜、日曜日は雨と予報していた。それならば、どこにも出かけられないだろうと思い、金曜の夜は夜更かしをし、土曜日の朝は寝坊するという怠惰な週末を選択した。しかし、台風はどこをどう通っているのか、朝からうす日が射していた。それでも、午後からは雨だろうと思い、外出しなかった。そして、夕方みごとな夕焼けになり、家から夕焼けを撮った。天気予報はどうなっているの?土曜、日曜日は、ニュース、天気予報が少ないと思う。(N H Kでさえも)
 結局、日曜日も台風を予定していて、外出をさけてしまった。

2002.6.30. 誰も気づかないの?

hebi1  狭山市のとある公園に写真の撮影に行きました。木道のすぐ脇にはえている木の1.5m位の高さの枝にアオダイショウがじっとしていました。天気予報は一日雨だったのに、雨はワールドカップ決勝戦まで待ってくれたかのように全く降らずそのせいか家族連れがたくさん公園に来ていました。三脚を立てて撮影しているのに、みんなそのまま通り過ぎていきます。こんなりっぱなアオダイショウをゆっくり見られるなんてめったにないのに・・・ 
どうしてみんな気づかないんだろう。 通りかかった人に、教えてあげればよかったかなぁ。

 



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